「暖かい」「涼しい」…体感で選んでいませんか?
暑い夏に接触冷感の敷きパッドやタオルケットを使用して眠っているという方がいらっしゃると思います。
反対に、寒い冬は電気毛布を敷いて眠っている、という方も、たくさんいらっしゃいますよね。
思うように眠れないときには、敷き布団などの寝具によって暑さや寒さを調節していると思いますが、さらにクーラーや扇風機、暖房などをつけっぱなしにして眠ってはいませんか?
眠りにつくまでの時間は、「ひんやり涼しい・ぽかぽか暖かい」が心地よく感じられるかもしれません。
しかし、眠っている間の身体にとってその温度は「寒すぎる・暑すぎる」状態になってしまっているかもしれないんです。
暑さのあまり、敷き布団の上の冷たい部分を求めて寝返りをたくさん打ってしまう…。
寝返りを打つということはそれだけ活動しているということですから、動いている間にもっと暑くなって、最終的に布団から離れてしまった…。
なんて経験はありませんか。
そんなときには、接触冷感や吸湿冷感といった加工がされている寝具を使用するとひんやりと冷たくて気持ちが良いですよね。
冷感パッドや涼感ケットなどの涼しく感じられる寝具に加え、「寝ている間の熱中症が怖いからね!」と、クーラーをきかせたお部屋で眠っている方も少なくないと思います。
触れ合う寝具はひんやりと心地よく、熱中症の心配もなくなり、熱帯夜でも快適、と感じると思います。
しかし、そのお部屋で眠った明け方、寒さを感じて目が覚めてしまった経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
二の腕や下腹部を触ったときにひんやり冷たく感じるようであれば、それは内臓まで冷えている証拠です。
眠っている間は、寝具から離れられませんよね。
同様に、クーラーや扇風機をつけっぱなしにしている場合、眠りながら風を避けることもできません。
風が直接当たっている部分は、知らず知らずのうちに「冷えすぎ」の状態になってしまいます。
「涼しく感じる」という「体感」だけを頼りに睡眠環境を整えたとき、自分が気がつかないうちに、身体には思わぬ負担がかかっているんです。
暑くて寝付けないときには「快適だ」と感じる寝具や室温も、眠っていて体温が下がっている状態の身体から、体温をさらに奪ってしまっている可能性があります。
睡眠中に大切なことは”からだを冷やさないこと”!
私たちの体温は、身体の外側と内側で異なります。
熱が出たときなどに測る体温は、「皮膚体温」と呼ばれる身体の表面の温度。
睡眠と関係があるのは、「深部体温」と呼ばれる、身体の内側の温度です。
睡眠と体温は密接な関係にあり、眠りの質は「深部体温」によって左右されています。
眠いと思ったとき、手足があたたかく感じられた経験はありませんか?
ご自身の経験ではなくとも、眠たそうにしている赤ちゃんの手を握るとポカポカとあたたかい、といった経験のある方もいらっしゃると思います。
これは、末端に熱を逃がすことによって「深部体温」を下げ、眠りに入っていきやすい体温に調節する働きのためなんです。
深部体温は日中上昇し、夜になると低下するというリズムを持っていて、眠っているときには、日中の活動時よりもおよそ1℃〜2℃、体温が低下しています。
眠りが深くなればなるほど、深部体温は低下し、明け方、覚醒が近くなるにつれて上昇していきます。
このリズムが整っていることが、快適な睡眠の条件となるのです。
ありったけの毛布や布団をかぶっているにも関わらず、手足が冷たくてぶるぶると震えているうちに、目が覚めてしまった…という方もいらっしゃると思います。
冷え性、低体温症の人は、皮膚表面の血管が熱を逃がさないように収縮しているため、末端に熱を逃がして深部体温を十分に下げる、ということができません。
そのため、冷え性の方は睡眠不足や不眠といった症状に悩まされやすい傾向にあります。
夏にクーラーや扇風機、冷たく感じる寝具を使って涼しくして寝ている場合、冷風などによって冷やされた身体は皮膚の血管が収縮し
それによって深部体温を下げることができずに、途中で目が覚めてしまう「中途覚醒」などの不眠症の症状が現れてしまうことも。
また、睡眠中に冷風に当たり続けることにより知らず知らずのうちに身体が冷えて、血液の流れが悪くなります。
血流が悪くなると、身体の中の老廃物や二酸化炭素が排出されにくくなり、翌朝の「眠ったのに疲れが抜けていない」状態につながってしまうのです。
身体の冷えは自律神経の乱れにもつながります。
腹痛や下痢といった消化器官の不調、免疫力の低下による風邪の症状を引き起こす原因ともなってしまいます。
このように、「冷え」は健康にとって大敵です。
身体の冷えによる体調不良を防ぐためには、眠っている間に低くなる体温を、それ以上下げない工夫が必要となるんです。
かといって、冬の暖房による乾燥は体調不良の大きな原因になります
「眠っているあいだに身体が冷えるのが良くないなら、暖房をつけたまま眠ったらいいんじゃない?」
と、エアコンなどの暖房を夜通しつけっぱなしにしてしまうと、今度は「乾燥」に悩まされてしまうことになります。
ドライヤーの温風を濡れた髪に当てると渇くのと同じように、温風は「乾燥」を伴います。
エアコンは温風を吐き出すことによって室温を上昇させていますが、その温風によって、室内の湿度は奪われてしまいます。
冬に注意したい感染症として、インフルエンザやノロウイルスといった病気が挙げられますが、これら感染症の原因であるウイルスや細菌は、乾燥した空気を好みます。
つまり、一晩中暖房の効いたお部屋は、すっかり乾燥してしまうため、ウイルスや細菌にとってはまさに、パラダイス。
喉が乾燥してしまう状態を防ぎたいからといって、眠りながら水分を補給することはできませんよね。
私たちの喉は粘膜によって覆われています。
粘膜を潤す粘液の働きによって、空気中を漂う雑菌やウイルスが体内に侵入するのを防いでいます。
ところが、喉が乾燥することで粘液の働きが悪くなると、ウイルスの侵入を防ぐ機能が低下してしまいます。
乾燥すると喉が痛くなってしまう、という方はウイルスや細菌が喉にくっつくことで炎症を起こすからなのです。
寒い冬の時期に暖をとる場合は熱の種類に注意しなければなりません。
熱には種類があって、私たちの身体を乾燥させてしまう熱と、そうではない熱が存在するんです。
熱には、乾熱と湿熱があります
乾熱は水分のない熱
冬、こたつでみかんを食べながらテレビを見ているうちにあたたかくなってきて思わずうとうと…。
いつの間にか眠ってしまい、起きたときには喉がカラカラ…、という経験をしたことのある方がいらっしゃると思います。
「乾熱」は主に、電気を用いた熱のことを指します。
「乾熱」によって暖を取る場合には、乾燥や脱水に注意しなければなりません。
こたつやドライヤー、電気毛布などの電化製品が主に「乾熱」に分類されますが、冬になると見かける「カイロ」も、「乾熱」の一種です。
揉むタイプのカイロを触り続けていると、手のひらが乾いて、皮が浮き上がったように白くなっていたという経験はありませんか?
この現象も、カイロが「乾熱」であるためなんです。
また、衣服に貼るタイプのカイロを使用する方もいらしゃいますよね。
そのとき、身体からカイロを剥がすと、カイロの当たっていた部分だけ熱くなっていると思います。
「低温やけどに注意」の表示が必ずあるように、カイロやこたつ、電気毛布といった「乾熱」で暖を取る場合、身体の一部分に熱が集中してしまうことから、低温やけどの危険性をはらんでいます。
また、お肌の弱い方はかぶれや湿疹といった原因にもなります。
湿熱は水分を含む熱
一方「湿熱」は、水や蒸気などの湿気を含む熱のこと。
「湿熱」の代表例としては、温泉が挙げられます。
温泉やお風呂に浸かったとき、冷えた身体が芯から温まるように、カイロのように熱源を直接肌に当てなければいけない「乾熱」よりも温泉などの「湿熱」のほうが、身体への負担が少ないんです。
「乾熱」である電化製品と違い、電磁波の影響も心配ありません。
温泉に浸かったとき、気持ちよくて思わず声が出てしまったという経験はありませんか?
冷えた指先や、強張った肩や腰といった部分が心地よいぬくもりに包まれたとき、身体だけではなく、心までほぐれていきますよね。
「湿熱」は、人体をやさしく温めてくれる熱なんです。
夏は水で自然に涼しく、冬は乾燥させず暖めてくれるすごい敷布団“眠湯”
水しぶきを顔に感じるほど勢いのある滝や、森に流れる大きな川に近づくと、心地よい涼しさを感じられますよね。
また、湧き出る温泉に浸かったときにも身体の芯からあたたまり、全身がほぐれていきます。
自然の力が感じられる環境に身を置いたとき、私たちはそのエネルギーを感じて、ほっと一息つくことができます。
1日の疲れを取るための睡眠時間は、自然な状態で、ほっと一息つけるような環境で過ごしたいものですよね。
今回は、身体に負担をかけずに体温をコントロールし、「自然な心地よさ」で睡眠をサポートしてくれる敷き布団をご紹介します。
ご紹介するのは、今回私たちの取材に応じてくださったくじめ屋さんが販売する温水循環式快眠マット「眠湯(みんと)」です。
「眠湯」はマットの中に水を循環させることにより、私たちが眠っている間も心地良いと感じる温度を作り出し、快適な睡眠をサポートしてくれる敷き布団です。
ダイヤル式の簡単な操作で温度調節が可能で、温水だけではなく常温水を循環させることもできるんです。
オールシーズン活用していただける「眠湯」には、私たちが快適だと感じる体温にコントロールしてくれる、特殊なマイクロカプセルが入った素材の「アウトラスト」が使用されています。
マットの中に温水を循環させることにより、まるで温泉に浸かっているような心地よさを感じられる「眠湯」ですが、実際に温泉に入浴するのとは違い、心肺機能へ負担をかけることなく身体の芯からポカポカと温まることができますよ。
また、電気毛布ではありませんから、電磁波の心配をせずに使用していただけます。
お腹の中に赤ちゃんがいる妊婦さんや、寝たきりの方は、電気毛布から発せられる電磁波や低温火傷が特に気になっていると思います。
妊婦さんや寝たきりの方、また、電磁波過敏症の方にも、身体への負担を気にすることなく冬も朝までぐっすり眠っていただくことができるのが温水循環式快眠マット「眠湯」なのです。
夏の暑い時期にも、睡眠中の「冷え」は体調不良の原因となります。
ゆっくり身体を休める睡眠時間に「冷え」を持ち込まず、快適だと感じられる温度で眠りたいとお考えの方にはオールシーズン快適な睡眠環境をサポートしてくれる「眠湯」がオススメですよ。
今回ご紹介した「眠湯」については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。